オーストラリアで学生ビザ保持者のアルバイトの実態
今回はオーストラリアのアルバイトの労働環境や時給、実際に働いてみて思ったことについてまとめました!
特に学生ビザでのアルバイトについて触れていきます!
学生ビザで働ける時間
オーストラリアでは、学生ビザの場合は学校のコース期間中は2週間に40時間まで労働することが認められています。
1週間に20時間働ける計算になりますがアルバイトをする上でいくつかポイントがあります。
・前後2週間で40時間以内にならなければならない
・ホリデー期間中は労働時間の規定がない
・現金支払いの場合も労働時間に関係なく働ける
2週間で40時間ですが、例えば30時間働いた次の週に10時間だけ働くとしても、30時間働いた前の週も10時間しか働くことができません。このように連続した2週で40時間以内にならないといけないので注意が必要です。
学校期間中は週20時間ですが、コースが休みになるホリデー期間や自分が申請して得たホリデー期間は時間制限なく働くことができます。語学学校などは何週間毎に何週間のホリデーを作れる、というような決まりがあるのでそのホリデー期間を活用してがっつりバイトすることも可能です。
また、給料が現金支給の場合は働いていることになっていないので、この場合も制限時間なく働くことができます。ジャパレスなどは現金支給が多いです。このような働き方はキャッシュジョブ、アンダーザテーブルと呼ばれています。
留学生のアルバイトの実態
留学やワーホリのアルバイトで気になるのが労働環境だと思います。特に時給についてはあまりいい話を聞きません。
アルバイトについて調べていると留学生の時給が低いとか給料が支払われないという話をよく見ます。最低時給以下で働かせるのはもちろん違法ですが、2020年でもそのようなことはあるのかなと思っていましたが、周りの留学生に聞くと、そのようなことは結構あるようです。
オーストラリアの時給について見てみると、アルバイトの勤務形態としてフルタイム、パートタイム、カジュアルといったものがあり、カジュアルの最低時給は約24ドル、それ以外では約19ドルが最低時給です。
・最低時給より低い時給
・労働環境に恵まれない
労働環境の悪いところはローカルのお店やチェーン店ではほとんどありませんが、外国人経営のお店だったりいわゆるジャパレスなどでは最低時給以下、そして現金支給の場合があります。私の友達の韓国人は有名なカフェストリートでバリスタのバイトを得たものの、彼がオーナーに時給を聞くとたったの13ドルと言われたそうです。13ドルじゃ生活していけないと、マネージャーに最低時給を求めたら明日から来なくていい、と彼はクビにされてしまいました。
メルボルンにはたくさんジャパレスがありますが、大手のラーメン屋や高級日本食レストランだと最低時給以上保証されて深夜時給などの制度もしっかりある場合が多いという印象があります。ジャパレスで仕事を探す場合こういったところに応募してみるといいと思います。
キャッシュジョブに労働時間規制はない
キャッシュジョブは給料を現金でもらうこと。
現金支給なので、あなたはその店で働いていることになりません。なのでいくらでもシフトを入れることができます。
学生ビザ保持者からすると週20時間以上働けるし税金払わなくていいし、雇用者からすると安い時給でたくさん働かせることができるといった関係が成り立ちます。
特に英語の話せない人はローカルの仕事を得るのが難しいので最低時給以下でも働く人はたくさんいます。
・法律違反なので注意が必要
最低時給以下で働かせるのは違法行為なので、何かしらのトラブルに巻き込まれる可能性がありますし、実際は働いていないことになっている、ということを認識しておきましょう。
知人の日本人は20時間は振込で給料を支払ってもらい、それを越した分の給料は手渡しという方法で給料をもらっているそうです。
私のアルバイトの場合
私はインド人がオーナーのバーでアルバイトをしていますが、キャッシュジョブではありません。しかし、給料の支払いが遅れることが多々あり、以前給料関係のトラブルで従業員がオーナーを訴えたという話を聞きました。
しかし現在は時給も20ドルほどもらえて、これから深夜手当や祝日手当も付くと言われているので、労働環境が改善されているようで訴えてくれた従業員に感謝しています。
労働条件は明確に
私がアルバイトを初めて思ったのが、給料やビザ、手当などの労働環境について直接雇用主と話し合っておくべきということ。
面接やトライアルが終わっても時給の話はあちらからしてこないし、給料の支払い方や手当についてもこっちから聞かないと教えてくれませんでした。
きちんと労働環境について知っておかないと雇用主にいいように使われるかもしれないので、時給や手当などについて直接質問し話し合うことで、こいつ結構考えてるなというか、釘を刺しておくというか、そうしておくことで雇用主に足元を見られないような対策になると思います。
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まとめ:労働環境はしっかり考えて働こう
ワーホリや留学中に仕事を得るのは簡単ではなく、たくさん応募したり直接お店に履歴書を持って行ったりしてやっと仕事を得ることができます。
オーストラリアでもインディードなどを使って応募できますが、日本のように返事が帰ってくることがごく稀です。私は50巻くらい応募して2件しか返事が来ませんでした。
そんな中で見つけた仕事でも、労働環境が悪かったり時給が極端に安かったりすることがあるし、雇用主もそれを見透かして足元を見てくることもあるので、自分の職場の労働環境については注意を払うことをお勧めします!